ナビゲーションリストについて

実はよく理解していないのだけれども、ナビゲーションリスト(The nl element)って所謂“プルダウンメニュ”のようなレンダリングが推奨されているのだろうか。或いは、一般的なアプリケーションにあるようなメニュバーのような感じか。
たまにフォーム部品を“悪用”してメニュもどきを実現しているサイトを見かけるけれども、個人的にはいまいちユーザビリティは高くないと思う。“クリック”してみるまでメニュの中身が見えないというのは、無駄な手間をかけさせるだけであまり意味は無い。スペースの節約なのかもしれないが、そういう標準的で無いナビゲーションはユーザを混乱させるだけだろう。純粋に階層リストでサイトマップ作ってくれたほうが余程把握しやすい。
まあ、これからはそれがWebの標準になる時代が来るかもしれない。 ― より使い慣れているツールほど、メニュバーにお世話になる機会は減っていくような気もするのだが。

On visual user agents, the default presentation behavior is as follows:(視覚的なUAでは、デフォルトでは次のように振舞います:)
  1. The contents of the label element are presented.(label要素 の内容が表示されている)
  2. When the label element's content is selected, the navigation list's li element contents are displayed.(label要素 が選択された時、ナビゲーションリストの li要素 の内容が表示される)
  3. If an li element contains another navigation list, that list's label's contents are displayed.(li要素 が別のナビゲーションリストを含んでいる場合、そのリストのラベルが表示される)
  4. If an li element has an href attribute, and that element's contents are selected, the link defined by the href attribute is followed.(li要素 が href属性 を持っていて、その要素が選択された場合、リンクはその href属性 によって定義される)
  5. If the nl element is de-selected, it's contents are removed from the display.(nl要素 が非選択状態になったならば、その内容は表示から取り除かれる)*1

個人的にはbodyじゃなくて、headに含めて欲しいような気も。でなけりゃ、別にわざわざ新しいリスト形式として定義する必要も無いだろうに。It is possible to change this default behavior through the use of style sheets.とも言ってるし。果たしてパン屑リストを置換できるほどの有用性が nl要素 にはあるのだろうか。

nl要素は、何だかなー。この手の本文とは關係の無い記述は、headに「追出す」べきだと思ふけど。視覺系のユーザエージェントでは「ドロップダウン式」のプレゼンテーションスタイルを採用する形になるやうです。

闇黒日記より

私も最初そうなのかと思って萎えましたが、例示を見る限り、どうやらこのnl要素 (英語)は、例えばこのページにもある「ページ内目次」のようなものを明示するのに使っているようなので、少なくとも本文と関係の無いアレ(一部のグローバルナビゲーション)専用というわけではなさそうです。

なるほど。

*1:稚訳御免