ユニバーサルWebデザイン
ユニバーサルデザインの7原則をWebに当てはめてみる。
原則1:誰にでも公平に利用できること
誰にでも利用できるように作られており、かつ、容易に入手できること。- 視覚障害者や視力の弱い人もアクセスしやすくする。
- 特定の環境/マシン/ブラウザに依存しない。
- 画像が無くても必要な情報が得られる。等価なテキストを用意する
原則2:使う上で自由度が高いこと
使う人のさまざまな好みや能力に合うように作られていること。原則3:使い方が簡単ですぐわかること
使う人の経験や知識、言語能力、集中力に関係なく、使い方がわかりやすく作られていること。- 独自仕様の解りにくいインタフェースを作らない
- 必要以上に英単語を使わない
- 怪しげな“テクニック”を使ったり、凝りすぎたデザインにしない
原則4:必要な情報がすぐに理解できること
使用状況や、使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に伝わるように作られていること。- アンカーは出来るだけ目立たせる
- アンカーテキストを明確にする。「ここをクリック」というリンクを作らない
- 適切にナビゲーションリンクを提供する
原則5:うっかりミスや危険につながらないデザインであること
ついうっかりしたり、意図しない行動が、危険や思わぬ結果につながらないように作られていること。- 必ず全てのページにHomeへ戻るためのアンカーを用意する
- リセットボタンを大きくしない
- 全ての操作がキャンセルできるようにする
原則6:無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
効率よく、気持ちよく、疲れないで使えるようにすること。- 文字を点滅したりスクロールさせて、読み手を疲れさせない
- 背景や文字を見やすい配色にする
原則7:アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
どんな体格や姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしやすいスペースや大きさにすること。- 特定の画面解像度に依存しない。横幅を固定しない
- 文字サイズを小さくしない
後半2つはやや無理矢理になってしまったかもしれないが、だいたい上手く当てはまった。
WAIや他のアクセシビリティ関連サイトの言っていることと殆ど合致する。病院だろうが駅のだろうがWWWだろうが、結局は何も変わらないということ。わずかな配慮の有無だけで、アクセシビリティの高さは多いに上下する。