footer

footer要素は、是非とも導入して貰いたい要素の一つだ。
フッタに連絡先や他の情報を含める事は一つの慣習になっているが、それを明示的にマーク付けできるのは今のところaddress要素しかない。しかしaddress要素はブロック要素を子要素に持てないし、一部のDTDでは画像等のオブジェクトも含められない。ISO/IEC 15445でbody要素の直接の子要素として存在出来ないため、改めてフッタ全体をdiv要素で括るのがある意味でも習慣となっている。
しかしXHTMLにはsection要素が別箇に定義されているので、footerはdivで括るべきだろうか、それともsectionで囲むべきなのだろうか。恐らくdivのほうがより自然かもしれない。フッタ単なる情報であり、文書セクションではない。しかし折角ならばfooterがあるともっと良い。そもそもISO-HTMLでそのような癖のある定義のされ方をしているのは、連絡先といういかにもメタな情報を本文中に含めようとする事の不自然さからだろう。
それをfooter要素としてbodyの外に追い出してやるのは、確かに考え方としては妥当だろう。テーブルですらthead,tbody,tfootの3種類があるのだ。
しかしここまで考えてみて、ひとつの疑問点に行き当たった。一体head要素とfooter要素の何が違うというのだろうか。上と下、というのは最終的な答えにはなり得ないだろう。名前そのままだから、とも言えなくも無いけれども、どちらも文書のメタ情報であるということには変わりない。第一、表示する位置など後から幾らでも変更する事が出来る。
今までの慣習に乗っ取るならば、head要素は#PCDATAを直接含めないのに対し、footerは可能とも考える事も出来なくは無いが、それではいまいちしっくりこない。

<meta name="address" href="mailto:[]m_juryoku@yahoo.co.jp">m_juryoku@yahoo.co.jp[]</meta>
というheadの子要素に対し
meta[name=address]{
display: block;
position: fixed;
bottom: 0;
}
このようなルールを適用する事で、似たような事は可能だからだ。