ソースを隠す方法

一部の初心者にやたらとソースを隠したがる傾向が見受けられるのは、割と自然なことだと思う。多くのアプリケーションの使用承諾条件にも、プログラム内部を解析するなという項目があるし。多分それと同じことなのだろう。
しかし HTML に関して言えば、ほとんど不可能といっても良いだろう。HTMLソースを見られないようにする方法というサイトで事細かくされていた。結論から述べてしまえば、何れの方法もユーザビリティを大幅に低下させるだけということだ。
折角なので、上記のサイトに載っていなかった方法を2つほど。

XSLT を用い、キャッシュを無効化

クライアント側で XSLT させれば、生成後の HTML ファイルを見られる可能性は低い。キャッシュにも残らない。さらにキャッシュを無効化させておけば、IE で「ソースの表示」を行なっても「XMLソースを表示する事が出来ません」というエラーが出てキャンセルされる。
もちろん XSLT 非対応のブラウザでは、まともに閲覧する事が出来ない。

全部 DOM で生成

全ての要素・属性を一つ一つ DOM でノードから作成し、文書として書き上げる。解析するのも大変だが、作成するのはもっと面倒。
DOM 非対応ブラウザや、スクリプト無効化しているユーザなどはそっちのけ。
ちなみにこれは、アドレスバーに javascript:alert(document.documentElement.outerHTML) で一発です。全く使い物になりませんのであしからず。